スクールカウンセラーに相談してみようと思ったときに参考になるQ&Aを集めています。
担任の先生に、連絡帳や電話で伝えてください。担任の先生に伝えにくいときは、校長先生や教頭先生に直接電話しても大丈夫です。スクールカウンセラーの勤務日や時間を聞いて予約しましょう。時間外でも調整可能な場合があります。
カウンセラーには守秘義務があります。担任の先生や学校に知られたくないと伝えれば配慮してもらえます。ただし、生命に危険が及ぶと思われる場合は例外です。
時間外予約を受けられるかどうか、学校からスクールカウンセラーに都合を確認することになります。可能な場合でも、学校の教職員の勤務時間を考えると18時が限度でしょう。
医療機関の受診や発達検査などの結果を書類で持っている場合は、念のため持って行きましょう。また、ご自身のメモや記録なども役立ちます。
スクールカウンセラーは勤務している学校に在籍する児童生徒を対象にしています。何らかの事情で子どもが在籍している学校での相談が難しいときは、学校外を探しましょう。児童相談所はよく知られていますが、それ以外にも子どものことが相談できる公的機関(施設)はたくさんあり、原則無料です。近くの役所・役場などで教えてもらえます。
公立の学校は、基本的に1校あたりのスクールカウンセラーは1人ですので変えてもらうことはできません。学校では他に養護教諭に相談できますし、学校に通級指導教室がある場合は担当の先生に相談できる場合がありますので聞いてみましょう。
基本的に、希望すれば継続できます。ただし、相談予約がたくさん入ると新規優先となり、希望通りの日程にならないことがあります。
カウンセリングは強制ではありませんので、断っても問題ありません。スクールカウンセラーが継続を勧める理由としては、①問題が複雑なため状況整理に時間をかける方が良いと思われる場合、②子どもや保護者の気持ちが大変疲れているため見守りが必要と思われる場合などが考えられます。理由を聞いてみて納得したら継続、ということでいいと思います。
子どもの利益になることであれば何でもOKです。勉強、生活習慣、発達、性格など子ども自身の問題や、子育ての悩み、親子関係など。あまり深刻にならないうちに相談してみることをおすすめします。愚痴や雑談でも、それで子どもに向かい合うエネルギーが得られるなら子どもの利益になります。
保護者だけでも、子どもがいっしょでもどちらでも構いません。子ども自身の希望を確認してください。不登校の場合は、子どもが学校に対して恐怖心や嫌悪感などを持っていたり、気持ちが落ち込んでいたりすることがあります。また、保護者自身も落胆や焦りなどから精神的負担を抱えることがあります。保護者だけの相談でも、保護者の気持ちが変わると子どもに良い影響を与えることが期待できます。
養護教諭は学校の教職員のひとりで、毎日勤務しています。児童・生徒の心身の健康に関する業務を担当します。スクールカウンセラーは都道府県の教育委員会が学校に派遣している外部スタッフで、あらかじめ決められた日時に勤務しています。児童生徒や教職員に対する心理的な支援を担当します。
特別支援コーディネーターは、学校の校務分掌のひとつで教職員が担当します。役割は学校により異なりますが、保護者の相談窓口、外部の専門機関との連絡調整、特別支援に関する校内の理解促進、不登校対応など多岐にわたります。